
 1973年静岡県生まれ。91年、第4回ジュノン・スーパーボーイ・グランプリ受賞。映画『二十歳の微熱』で映画デビュー。毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞受賞。以降、映画、ドラマ等で活躍する。主な映画作品として『君を忘れない』『渇きの街』『ひまわり』『Quartet 〜カルテット〜』『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』『明日の記憶』など。





|  | オール・モンゴルロケということで、撮影に4ヶ月かけるという壮大なスケールの作品でしたが、この映画のオファーを受けた時はどう思いましたか。
「正直、困ったなぁと。1週間や2週間の海外ロケというのは今までにもあったんですが、それでさえ家に戻れないのはつらかったんですよ。それが今度は4ヶ月ですからね。ストレスがたまらないか不安でした」
実際にモンゴルに行ってみたらどうでした?
「最初は、行ったことのない国だし、街もあるので、わりと新鮮だったんですよね。ただ最初の1ヶ月で行けるところはだいたい行き尽くしちゃったんで。2ヶ月くらい経ってくると、今度はやることがなくなってくるんですよ。すると昼間からお酒を飲んだり、あとは馬に乗ったりとか。だんだんモンゴルの生活の方が慣れてきて。月1で東京には帰っていたんですが、その頃になるとモンゴルに帰りたいと思うようになるんですよね」
袴田さん演じるチンギス・ハーンの弟ハサルは、馬を自在に駆り、弓の名手として戦場で活躍する勇者でした。演じるのは大変じゃなかったですか?
「馬に乗ること自体は楽しかったんですよ。ただ、撮影に間に合わせなくてはいけないですからね。しかも乗るだけじゃなくて、特殊なことをやらなくてはいけないので、それは多少不安でしたけど。でもやるしかないので、半分は神頼みでしたね。
日本では馬の練習が少ししか出来なかったので、モンゴルでは撮影の合間に、できるだけ多く乗せてもらっていました。今回は引きの画面以外はほとんどスタントがなかったんですよ。それなのに後ろに300騎くらいいるので、もしそこで馬から落ちたりでもしたら後ろの馬に踏まれて、もう大怪我どころではないですからね。そこは一番神経を使いました。
それに弓だけでも難しいのに、馬に乗りながらですからね。でも弓が撃てなかったらハサルじゃないということで、プレッシャーはありましたね。それでもなんとか頑張りましたが」
ハサルの役作りはどうでしたか?
「ハサルって、ポジションとしては中間管理職なんですよ。上からも言われ、下からも言われ、それをまあまあとなだめる、みたいな。だから自分を出せる場面がなかなか見つからなくて、すごく苦労したんですよね。
角川さんからは『もっと自分を出さなきゃダメだよ』と言われ。でもこの役は気持ちを押し殺さなければいけないので悩みましたね。だから唯一、戦闘シーンだけは、その押し殺した自分を解放できるところだったんですよ。アクションシーンの撮影に行くのは本当に楽しかったですね。ストレス解消というか(笑)。人間って危険と隣り合わせで、やるかやられるかという状況にあると、生きている熱い実感がありますよね」
あれだけの合戦シーンで、怪我をした人はいなかったんですか?
「最後まで怪我のないようにと思っていたんですけど、最後まであとちょっとというところで、テムジン軍の中のひとりが鎖骨を折ってしまったんですよ。馬に乗るときはみんな細心の注意を払っていたんですけどね。
とはいえ、迫力あるシーンにしなくてはいけないので、チャレンジはしなければいけない。普通に考えたら流鏑馬(やぶさめ:疾走する馬から弓を射る弓術)なんて無謀ですからね。それでも出来たらかっこいいですからね」
逆に言えば、あれだけの迫力で、怪我をしたのは1人だけというのがすごいですね。
「でも帝国を作ったテムジン軍の側近たちは、これだけの戦をやったのに誰も死んでないですからね。実際には。自分たちでもやってみて、よく死ななかったなと。相当強かったんだろうなと思いますよね。
チンギス・ハーンは後ろの方で指示を出している立場ですけど、ハサルとかボオルチュとかは最前線にいますからね。それで死なないんですからね。すごいなと思って。
本当だったら即位式の時には側近たちはもっと傷だらけだったと思うんですよ。実際どうしようかという話もあったんですが、傷なしでいこうと。でも本当は傷だらけだったと思いますよ」
公開情報
□2007年08月08日よりDVDリリース
2007年3月3日(土)より全国《超拡大》ロードショー
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□作品詳細『蒼き狼 地果て海尽きるまで 』
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