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男たちの大和/YAMATO
2011年11月01日よりDVDリリース
2006年08月04日よりDVDリリース
2005年12月17日(土)全国東映系ロードショー





(C)2005「男たちの大和/YAMATO」製作委員会
[ more photo ]
もう会えない君を、守る。




2005年/日本/カラー/143分/
配給:東映


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解説

例年にも増して、桜が狂ったように咲き誇ったあの春の日、“戦争の大義”が何であるかなど知る由もなく、ただ愛する家族を、友を守りたい一心で「水上特攻」に向かい、若い命を散らしていった男たち。彼らの壮絶な生き様とその深き想いが、残された者たちの永遠に消えない無念が、60年の時を経て、甦り、私たちに語りかけてくる…

太平洋戦争開戦直後の昭和16年(1941年)12月16日、世界最大の戦艦が完成した。その名は「大和」。当時の造船技術の粋を注ぎ込み、4年余りの歳月を掛けて、広島県・呉市の海軍工廠で極秘裏に建造が進められてきた“不沈艦”は、世界最大の46cm主砲9門を備え、全長263m、満載重量72800tという他に類を見ない巨艦だった。
 翌17年2月から連合艦隊旗艦に就任した「大和」は、6月のミッドウェイ海戦に出撃するも、空母機動部隊の遥か後方に控えるばかりで、交戦の機会はなかった。以後、ガダルカナル島での敗退、連合艦隊指令官・山本五十六のソロモン諸島での戦死など、急速に日本の敗色が濃くなり、昭和19年6月のレイテ沖海戦に出撃した「大和」は初めて46cm砲弾を敵空母群に見舞うも、命中させられないまま敗退、同時に姉妹艦の「武蔵」を失った。
 そして「大和」は昭和20年4月、稀代の激戦地区となった沖縄に向けた最後の出撃命令が下される。“一億総玉砕”の旗印の下、最初で最後の“水上特攻”になった、この「大和」の出撃には、3300余名が乗り込んだ。そして多くは、召集後間もない10代代半ばから20代の若者たちだった。
 4月7日午後2時23分、米軍艦載機延べ300機の度重なる攻撃によって、誘爆に継ぐ誘爆を繰り返し、天高く突き抜ける巨大な火柱となった「大和」は 3000名以上の魂と共に、東シナ海の海底深くへと没した。生存者はわずか270余名、駆逐艦に救出され、佐世保港に戻ってきた時、出航時と同じように咲き誇る桜の花吹雪に「桜が…桜なんかが咲いてやがる」と叫び、甲板を転げまわった者もいたという。

 辺見じゅん著『男たちの大和』は、「大和」の生存者遺族への粘り強い取材を経て完成された。その視線は徹底して下士官たち、そして彼らの残された家族である市井の民に向けられている。それはあたかも「大和」の実像を艦橋から見下ろすのではなく、艦低から見上げたものとして浮き彫りにした、従来の戦記ものとは一線を画した傑作ドキュメントであり、昭和59年第3回新田次郎賞を受賞した。 
 監督・佐藤純彌は、『人間の証明』『空海』『植村直己物語』『敦煌』など数々の超大作を、力強い人間描写と共に作り上げた、日本映画界きっての巨匠であり、今回の映画化にあたり、“「大和」と「大和」の乗員たちの姿を克明に描き、映像として甦らせることこそ、亡き魂への鎮魂となる”と意気込んでいる。

 そして東シナ海の水深300mを超える深海底に没したまま、戦後杳として所在のしれなかった「大和」はどうなったのか。『男たちの大和』の出版を契機に、「大和」の生存者・遺族たちからの熱望に答える形で、「海の墓標委員会」が辺見じゅん委員長、角川春樹事務局長の尽力で結成され、昭和60年7月31日、イギリスから持ち込まれた、当時最新鋭の深海探索艇「パイセスU」によって、“菊華の紋章”、46cm主砲などを発見、戦後40年目にして「大和」の姿が始めて捉えられた。

 戦後60年を迎える2005年。「大和」の元乗客員たちとその家族の方々の熱き想い、そして先の大戦の“実体験者”たちの切なる願いの込められた、“魂の入った作品”が製作できる最後のチャンスにあたり、映画『男たちの大和/YAMATO』が、“未来永劫語り継がれる、壮大な叙事詩、鎮魂歌として、空前絶後のスケールでスクリーンに登場する。


ストーリー【ネタバレの可能性あり】

2005年4月6日、一人の女性・内田真貴子(鈴木京香)が鹿児島県枕崎の漁港を訪れ、老漁師の神尾(仲代達矢)に北緯30度43分、東経128度4分まで船を出してほしいと懇願してきた。その位置は、60年前の昭和20年4月7日に戦艦大和が沈んだ場所である。そして彼女は、自分が内田二兵曹の娘であると神尾に告げた。「内田」の名に驚いた神尾は、まもなくして若い漁師・敦(池松壮亮)を伴い、真貴子を乗せた小型漁船・明日香丸を東シナ海に向けて走らせていく。まっすぐに前方の海を見据える神尾の胸に、鮮やかに、そして切々と、60年前の光景が甦っていく……。

昭和16年12月8日、日本軍の真珠湾奇襲によって始まった太平洋戦争は、はじめ日本軍が優勢であったが、17年6月のミッドウェイ海戦でアメリカ軍に大敗を喫し、以後形勢が逆転してしまう。日本軍は制空権を失いはじめ、連合艦隊司令長官・山本五十六大将の戦死。アッツ、マキン、タラワなど太平洋各地の島々の守備隊は玉砕。その後も日本軍は劣勢を強いられ、じりじりと追い詰められていく……。

そんな昭和19年の春、神尾(松山ケンイチ)、伊達(渡辺大)、西(内野謙太)、常田(崎本大海)、児島(橋爪遼)ら特別年少兵をはじめとする新兵たちが、戦艦大和に乗り込んできた。その巨大な威容に10代の少年たちの目が輝く。大和は彼らにとって憧れであり、希望の象徴でもあった。しかし、その驚きと喜びも束の間、乗艦した彼らを待ち受けていたのは、厳しい訓練の日々であった。そんな中、彼らは烹炊所班長の森脇二主曹(反町隆史)や機銃射手の内田二兵曹(中村獅童)に、幾度か危機を救われることがあった。内田と森脇は配属こそ違え互いに気心の知れた仲であり、大和の下士官の中でも異彩を放つ魅力的な存在であった。

同年10月、レイテ沖海戦に出撃した大和はアメリカ軍の猛攻を受けた。初の実戦に戸惑い脅え混乱する特年兵たちを、森脇が叱咤激励する。5日間の戦いで連合艦隊は、武蔵をはじめとして戦艦3、空母4、巡洋艦9、駆逐艦8、潜水艦6隻を失った。残った艦艇の傷も深く、ここに伝統ある日本海軍の連合艦隊は事実上壊滅状態を迎えることとなってしまった。大和の乗組員たちも多数死傷した。内田も左目に重傷を負い、シンガポールから呉の海軍病院に移され、大和の任務からも外されることとなった。

昭和20年3月、日本の敗色が日増しに濃くなっていく中、東京が大空襲に遭い、続いて名古屋、大阪、広島、そして沖縄の全飛行場に向けて米軍の猛爆撃が開始された。そんな折、大和の乗組員たちに出撃前の上陸が許される。全員が、これが最後の上陸になることを覚悟していた。森脇の計らいで、思いがけず実母ツネ(高畑淳子)との再会が叶った常田。故郷の母サヨ(余貴美子)に最後の仕送りをした後、伊達、児島と共に写真を撮った西。伊達は写真館の主人に、できた写真をそれぞれの実家に送るようお願いする。そして神尾は、恋人の妙子(蒼井優)から母スエ(白石加代子)が空襲で死んだことを知らされた。翌日、男たちはそれぞれの想いを胸に大和へ戻っていく。上陸桟橋から内火艇に乗り込んだ唐木(山田純大)は、もう会えないと諦めていた妻子の姿を陸に見つけ、別れの叫びを発した。艦内には内田の姿もあった。彼は軍規違反を承知で病院を抜け出して、恋人の芸者・文子(寺島しのぶ)と別れを告げた後、ひそかに艦に乗りこんでいたのだ。

同年4月1日、ついに米軍は沖縄上陸作戦を本格的に開始。4月5日、草鹿連合艦隊参謀長(林隆三)は、大和の沖縄特攻の命を伊藤第二艦隊司令長官(渡哲也)に下す。有賀艦長(奥田瑛二)から艦隊命令を通達された乗組員たちは、臼淵大
尉(長嶋一茂)に諭され、それぞれの立場で「死二方用意」を始めていった。4月6日、いよいよ大和以下10隻の艦隊は出航した。まもなくして、敵潜水艦が暗号も使わずに大和の動きを逐一基地に報告していることを知った伊藤らは、偽装航路を中止して進路をまっすぐ沖縄に向け、南下していく。
そして4月7日、ついに鉛色の雲の彼方から米軍艦載機の大群が大和に襲いかかっていった。大和の46cm主砲が、副砲が、高射砲がこれらを迎え撃つ。乗組員たちの最後の戦いが始まった……。


スタッフ
製作:「男たちの大和/YAMATO」製作委員会
    代表 高岩淡
企画:角川春樹、坂上順
原作:辺見じゅん「決定版 男たちの大和(上・下)」(ハルキ文庫刊)
脚本:野上龍雄
監督;佐藤純彌
音楽.:久石譲
撮影:阪本善尚
セカンドユニット監督:原田徹
製作プロダクション:東映京都撮影所
配給:東映


キャスト
反町隆史
中村獅童

松山ケンイチ
渡辺大
内田謙太
崎本大海
橋爪遼

山田純大

高知東生
平山広行
森宮隆
金児憲史

長嶋一茂
渡哲也

蒼井優
高畑淳子
余貴美子
池松壮亮
井川比佐志
勝野洋
本田博太郎
林隆三

鈴木京香

寺島しのぶ
白石加代子
奥田瑛二
仲代達矢



※「本ページの文章は、プレス向け資料をそのまま掲載しており、加筆はしておりません」


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